求人をもう一度出す前に見るべき数字

韓国雇用労働部によると、2026年1〜3月の求人は146.4万人、採用は136.8万人で、9.6万人が未充足となりました。未充足率は6.5%です。

最大の未充足理由は「企業が求める経験を持つ応募者がいない」で25.8%。学歴・資格条件の不一致は18.5%でした。

問題は応募者数だけではなく、人材を見つけることにもある

Work24利用企業の調査では、採用で最も大きな困難として43.9%が「人材情報の探索」を挙げました。選考以前に、必要な人がどこにいるかを見つけること自体が負担になっています。

経験者採用では、隣接産業や異なる職種名の中に同じ能力を持つ人がいる場合があります。同じ条件の求人を別媒体に載せるだけでは候補者層が広がらないことがあります。

企業も採用方法の多様化へ動いている

人手不足への対応として68.4%が「採用費用の増額または求人方法の多様化」を挙げ、賃金など労働条件の改善は28.6%でした。

ただし媒体を増やすことと、探索範囲を広げることは別です。同じ業界・同じ肩書きだけを条件にすると候補者構造は変わりにくい。

長く開いているポジションで確認したいこと

本当に必要なのは職種名なのか、成果を出すための能力なのか。同業界経験は必須なのか、隣接業界の経験は移転できないのか。応募を待つだけで十分なのか。

基準を下げる話ではありません。絶対に必要な証拠を明確にし、それ以外の条件では探索範囲を広げるという考え方です。

9.6万人の未充足を一つの理由で説明はできない

産業、地域、賃金、労働時間、企業規模によって事情は異なります。公開統計から個別企業の本当のrequirementは分かりません。

それでも同じポジションが繰り返し未充足なら、「応募者がいない」だけでなく「経験を狭く定義しすぎていないか」「探す場所が違わないか」を見る価値があります。

採用が止まったとき、求人件数より先に「経験の定義」と「探索範囲」を見直す余地がある

Banseog HR Intelligenceは人手不足だけでなく、requirement、隣接経験、人材探索の構造を追跡します。

今後のHiring Signalでは、同じ職種名でも企業・産業によって必要経験がどう変わるかを見ていきます。

参照した主な資料

韓国雇用労働部の公開統計を基にした分析です。集計値は個別企業の採用要件を示すものではありません。Banseogの非公開顧客・候補者・Search evidenceは使用していません。